撮影地の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:01 UTC 版)
撮影地について、鉄道撮影趣味者と土地所有者や沿線の住民・農家などの間でトラブル(撮影に支障する樹木を勝手に折るなど)が起き、その後立ち入りが制限されたことや、侵入者対策として鉄道事業者や土地所有者が大型の安全フェンスの設置などを行った結果、良好なアングルで車両が撮影できるいわゆる「撮影名所」が消滅した場所もある。一例として、東海道本線(JR京都線)山崎駅近辺の「サントリーカーブ」、東海道本線(JR神戸線)さくら夙川駅近辺の「夙川カーブ」、北陸本線新疋田駅近辺の「鳩原ループ」などの撮影地が挙げられる。 その一方で、鉄道事業者側が撮影者との共存共栄を図ろうと、鉄道撮影スペースの整備を図る例もある。IGRいわて銀河鉄道では鉄道写真家櫻井寛の提案により、約100万円をかけて滝沢駅上りホーム先端に安全に鉄道撮影ができる専用スペース「TRAIN SPOTTER'S」が整備され、2017年(平成29年)10月14日より開放されるなど新たな動きもみられる。この滝沢駅の撮影専用スペースについて、櫻井寛は「おそらく日本初」としている。なお、これと全く同日にえちごトキめき鉄道も線路敷内に降りて撮影できるスペースを二本木駅に設置している。
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