排気ブレーキ
ディーゼルエンジンを搭載した大型車などに装着され、排気を遮断することによりポンピングロスを増大させ、制動力を得るブレーキ。排気マニホールド直後に排気絞り弁を設け、ブレーキと連動してこれを閉じる。排気ブレーキは必要に応じて作動させるように、手動式のコントロールレバーを装着したものが多い。大型ディーゼルエンジン車では、エンジンブレーキのみによって減速するとオーバーランを起こすため、排気ブレーキを補助的に使うことが必要になる。
排気ブレーキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 23:07 UTC 版)
排気ブレーキ(はいきブレーキ、英: Exhaust brake、エキゾーストブレーキ)はエンジンブレーキの効果を増加させる補助ブレーキの一種で、ディーゼルエンジン特有の装置である。エキゾーストリターダーとも呼ばれる。貨物自動車など大型自動車のほか、エンジンで走行する鉄道車両に装備しているものがある。
- ^ ディーゼルエンジンはガソリンエンジンのようにインテークマニホールドで安定して負圧を発生させることができないため、バキュームポンプが装備される。
- ^ 国土交通省 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第212条「減速能力が、2.2m/s2以下である補助制動装置にあっては、操作中に制動灯が点灯しない構造とすることができる」
- 1 排気ブレーキとは
- 2 排気ブレーキの概要
- 3 参考文献
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