手旗信号の改良
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 07:30 UTC 版)
有馬良橘は、従前の手旗信号から片仮名五十音を用いる新たな手旗信号を開発する実験研究を行っていた。釜屋はこれを見て片仮名の字画を利用することで、「最簡便ナル」手旗信号の開発に成功する。釜屋は生家付近にあった木場で働く人夫たちが用いる「笠信号」に興味を持っており、これを利用した信号方法の開発を考えていたのである。 両人によって開発された手旗信号は、1889年(明治22年)に海軍に、4年後には陸軍に導入され、日清戦争で機能した。なお手旗信号は日本海軍軍人の全てが習得を要求された技能である。
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