愛知用水との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 06:45 UTC 版)
兼山ダムは発電専用ダムであるが、ダム湖の左岸に、水資源機構(旧・愛知用水公団)によって愛知用水の「兼山取水口」が設置されており(地図)、水源ダムの牧尾ダム・味噌川ダム・阿木川ダムから供給された水を取り入れている。ここを起点として、知多半島の最南端(愛知県知多郡南知多町)へ至る延長112.2キロメートルの愛知用水幹線水路が伸びる。 用水建設にあたり、兼山上流で取水する案のほかにも下流今渡ダムの上流から揚水ポンプで取水する案、今渡ダム下流から自然取入れを行う案があったが、工事費と維持管理費の比較検討から兼山取水案に決定された。取水口は、兼山ダム調整池の水位変動が大きく取水量も季節変動が大きいため手動操作が難しいことから、取水口の入口部の下流約90メートルの地点に水位観測所を設け、ゲート開閉を自動制御するように設計されている。
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