彩色と独立集合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 09:46 UTC 版)
グラフ理論(英語版)によると、完全グラフ K4 以外のすべての立方体グラフは、多くとも 3色によって彩色される。したがって、K4 以外のすべての立方体グラフは、少なくとも n/3 個の頂点の独立集合を持つことになる。ここで n はそのグラフ内の頂点の数とする:例えば、3-彩色における最大の色の類は、少なくともこのくらい多くの頂点を含む。 ビジングの定理(英語版)によると、すべての立方体グラフは、その辺彩色のために 3色か 4色を必要とする。3-辺彩色はテイト彩色として知られ、そのグラフの辺を三つの完全マッチングへと区分する。ケーニヒの線彩色定理(英語版)によれば、すべての2部立方体グラフにはテイト彩色が存在する。 テイト彩色が存在しない、橋のない立方体グラフはスナーク(英語版)として知られる。ピーターセングラフや、ティーツェのグラフ(英語版)、ブラヌサスナーク(英語版)、フラワースナーク(英語版)、ダブルスタースナーク(英語版)、スゼッケルスナーク(英語版)、ワトキンススナーク(英語版)などが、これに該当する。スナークは無数に存在する。
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