彗星探査ミッション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 13:11 UTC 版)
「ISEE-3/ICE」の記事における「彗星探査ミッション」の解説
1982年6月10日、ISEE-3は新しいミッションのための軌道変更を始めた。4回の月スイングバイと15回のエンジン噴射からなる軌道変更をし、L2点で地球の磁気圏尾部 (magnetotail) などを観測した。1983年12月22日の5回目の月スイングバイで地球重力圏脱出軌道に乗り、ICEと改名された。 ICEは1985年9月11日にジャコビニ・ツィナー彗星から7862 kmの距離でプラズマテイルを通過し、水と一酸化炭素イオンを検出した。その後、1986年3月28日に、ハレー彗星に約2800万kmまで接近した。ICEはカメラは搭載していないため画像撮影はできないが、周辺環境や粒子を観測する19個の観測装置を搭載している。 1991年にはさらにミッションが延長され、ユリシーズと共同で宇宙線などを調査した。
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