建築の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/20 06:43 UTC 版)
建築年代は棟札の発見により1799年(寛政11年)とみなされている。札が本棟造の建物で発見されることはあまりなく、また軒束の表側に1819年(文政2年)の祈祷札が打ち付けられており、棟札と祈祷札の年代の関係を知ることのできるまれな事例である。棟札には棟梁木下吉之丞の名前や施主中塚八左衛門の名前などがある。竹ノ内家住宅は、桁行14.7 m、梁間13.34 m、切妻造、妻入り、板葺の建物である。屋根の復元や修繕は実施されたが、内部は建築当初の間取りに復元されていない。現状の大きな特徴として、外観は5尺張り出した土庇、間口7間1尺(=全幅)の虹梁丸太材1本通し、出格子窓のない二階窓があげられ、内部は一階が「後3室型」と定義された間取り、二階が3カワごとに土塀で仕切り、前後に分離した部屋を設ける間取り。土間には深さ3.7 m、横穴〈15代当主によると横穴は座敷前まで続き、さらに横穴があるとのこと)もある室(もろ)がある。
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