小経とは? わかりやすく解説

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しょう‐きょう〔セウキヤウ〕【小経】

読み方:しょうきょう

阿弥陀経のこと。無量寿経大経というのに対する称。→大経


しょう‐けい〔セウ‐〕【小経】

読み方:しょうけい

経書分量により大・中・小に分けたとき、分量少ないもの。「易経」「書経」「春秋公羊伝」「春秋穀梁伝」をさす。→大経中経

奈良・平安時代学制で、周易尚書のこと。


阿弥陀経

(小経 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 14:11 UTC 版)

阿弥陀経』(あみだきょう)は、大乗仏教聖典の一つ。原題は『スカーヴァティー・ヴィユーハ』(: Sukhāvatī-vyūha)で、「極楽荘厳」「幸あるところの美しい風景[1]」の意味である。サンスクリットでは同タイトルの『無量寿経』と区別して『小スカーヴァティー・ヴィユーハ』とも呼ぶ。略称は、『無量寿経』の『大経』に対して、『小経』と呼ばれる。『阿弥陀経』は、弟子の質問に答える形の経ではなく、釈迦自ら説く形式の経であるため浄土真宗では「無問自説経」(ウダーナ、優陀那経)に分類される[2]


注釈

  1. ^ 写本が『弥陀経梵本承久本』(1741年)として高貴寺に伝承されている。(奥風栄弘「高貴寺蔵梵文『阿弥陀経』について」)
  2. ^ 阿弥陀仏の名号を執持すること…「仏の名をしっかりと心に置くこと」だが、善導以降は特に称名念仏のことと解釈された。岩波版 175頁。
  3. ^ 六方…東方世界・南方世界・西方世界・北方世界・下方世界・上方世界のこと。
  4. ^ 藤田宏達はこの人物を大乗光、すなわち普光のような著名な人物ではなく、玄奘門下の無名の人としており[7]、大乗詢が本訳経に大きな関わりを持ったことが、『称讃浄土仏摂受経』に見られる多数の疑問点と関わっていると指摘している[7]
  5. ^ 「へんじ」と読み、極楽の存在に疑いを持つものが生まれるという完全ではない浄土。極楽浄土の外れにあるとされることからこの名がある。

出典



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