宮内省式部職掌典部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 05:04 UTC 版)
「宮内省官制」(明治40年皇室令第3号)制定当時は、「典式」として式部職の所掌とされ、式部職に掌典部が置かれ、掌典長、掌典次長、掌典、内掌典及び掌典補を置くことが定められた。 それぞれの職務権限を述べると、 「掌典長」は親任官又は勅任官とされ、皇室祭祀に奉仕し、掌典部・掌典職の事務を掌理し、所部職員を監督する。 「掌典次長」は勅任官とされ、掌典長をたすけ、掌典長に事故があるときはその職務を代理する。 「掌典」は12人を定員とされ、奏任官(名誉官とすることもできた。)とし、祭事を分掌する。 「内掌典」及び「掌典補」は判任官とし、「内掌典」のうち1人は奏任官とできた。ともに祭事に従事する。なお、「内掌典」は女性が就任する官職である。
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