安全性と対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 21:10 UTC 版)
「リチウムイオン二次電池」の記事における「安全性と対策」の解説
リチウムイオン二次電池は金属リチウムを用いないため、リチウム二次電池よりは安全に充放電できる。しかし、リチウムイオン二次電池においても様々な危険性があり、これはエネルギー密度の高さの裏返しと言える。本質的な問題でもあるため、電池そのものにも周辺回路にも様々な安全対策が施されている。これらの安全対策は特許公報などにより知ることができる。 こうした対策にもかかわらず、実際、ノートパソコンや携帯電話において異常過熱や発火などがしばしば報告される。製造工程上の問題が疑われ、大規模な回収に繋がった例もある。具体的な事故例についてはリチウムイオン二次電池の異常発熱問題を参照のこと。 2020年、東芝は発火や破裂の恐れが少ない新型リチウムイオン電池を開発した。電極の間を満たす電解液に燃えない水溶液を使っているのが特徴。
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