女性用小便器(サニスタンド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 22:47 UTC 版)
「小便器」の記事における「女性用小便器(サニスタンド)」の解説
アメリカで1930年代に当時は高級品のナイロンストッキングが普及した際、腰掛式では座った際に伝線などのおそれがあったが、中腰ならそれを防げるとして発売された女性の立ち小便用の便器。日本では1951年に東洋陶器(現:TOTO)が製造・販売を開始したが、まだ和服が多く、女性が座らず小用をするとは奇妙な製品だと一般に受け取られたために普及せず、伊奈製陶(のちにINAXを経て、現在のLIXIL)などのライバル(同業他社)も追随して製造・販売しなかったこともあいまってか、1971年に製造中止となった。なお、1964年東京オリンピックの際には、女子選手用として国立霞ヶ丘競技場陸上競技場内に設置された。
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