太平洋戦争時の組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 07:17 UTC 版)
第一部:砲熕部(大砲) 第二部:水雷部 第三部:電気部(無線、電探) 第四部:造船部 第五部:造機部(機関) 第六部:航海部 第七部:潜水艦部 1938年から1943年までの5年間、上記の7部門に分かれていた。 1900年に設置した当時は、造兵(第一部)・燃料(第二部)・造船(第三部)・造機(第四部)であった。1915年に造兵部門を細分化し、燃料部門を廃止して5部に再編され、以後は部の新設と廃止を繰り返している。この際、部は欠番が出ないように(たとえば第二部を廃止する場合、第二部が欠番となるのではなく、末尾の第七部を新しい第二部にスライドして第七部を廃止する)番号が頻繁に変化する。 そのため、最後に設置された潜水艦部の場合、第七部(1920年)→第三部(1923年)→第二部(1927年)→第五部(1928年)→第六部(1933年)→第七部(1938年)と頻繁に番号が変化している。しかし変わるのは部署の番号のみで、分掌も変わらず、スタッフも多くが留任している。 1943年に第七部が海軍省直轄の潜水艦部として独立したため、終戦時には第六部までの6部制となったほか、商船の戦時急造を推進するために臨時商船班を増設した。同様の事例に、1919年に新設した第六部(航空部門)がある。新設から4年後の1923年に航空本部が開かれたため、この中核組織として第六部が譲渡された。
※この「太平洋戦争時の組織」の解説は、「海軍艦政本部」の解説の一部です。
「太平洋戦争時の組織」を含む「海軍艦政本部」の記事については、「海軍艦政本部」の概要を参照ください。
- 太平洋戦争時の組織のページへのリンク