天安の戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 15:31 UTC 版)
第34連隊は天安において連隊長をマーチン大佐に交替し、このとき第34連隊は、第3大隊(D・H・スミス中佐)が天安を確保し、その南方で、第34連隊第1大隊(アイレス中佐)が本道西側を、第21連隊第1大隊が東側を確保していた。この配置は、バース准将の指導によるものであった。 北朝鮮軍は、7月7日から8日にかけて天安を攻撃した。この北朝鮮軍部隊は、烏山の戦いでスミス支隊を破った第4師団第16, 18連隊および第107戦車連隊であり、有効な対戦車手段を持たない第34連隊は苦戦し、60mmバズーカの集中射撃と手榴弾による肉薄攻撃によって戦車2両を破壊することに成功したものの、マーチン連隊長が戦車と刺し違えて戦死したことで統制を失って一気に壊乱してしまい、天安の第3大隊は一朝にして兵力の70%を喪失した。
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