国民防衛軍事件
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国民防衛軍事件(こくみんぼうえいぐんじけん)は、朝鮮戦争中の1951年1月に、韓国の国民防衛軍司令部の幹部らが、国民防衛軍に供給された軍事物資や兵糧米などを横領した事件。横領により9万名余りの韓国軍兵士が餓死したとされる[1]。
- ^ a b c d “'국민방위군' 희생자 56년만에 '순직' 인정” (朝鮮語). Newsis. (2007年10月30日) 2010年2月9日閲覧。
- ^ ここで言う「第2国民兵」とは、「韓国軍軍人・警察官・公務員に該当しない満年齢17歳以上40歳未満の壮・青年男子」を指す。そのため、現行(1984年改訂版)の韓国兵役法にある「第2国民兵」とは定義が異なっている。
- ^ 韓国政府は、1949年8月制定の兵役法で当初は徴兵制を採用していた。しかし、「北進統一」を唱える李承晩の動きを危惧したアメリカが国境警備と国内の治安維持に最低限必要な兵力10万人分しか軍事援助を行わず、当時の韓国政府はアメリカの援助なしに韓国軍を維持できなかった為、1950年3月の法改正で募兵方法を志願制に変更することで兵力の上限維持に努めていた[1]。
- ^ 韓洪九 2003, p. 272
- ^ “今日の歴史(7月19日)”. 聯合ニュース (2011年7月19日). 2011年8月8日閲覧。
- ^ “朴正煕 逝去30周年記念連載⑫ ― 企てられたクーデター”. 統一日報. (2009年6月6日) 2010年4月24日閲覧。
- 1 国民防衛軍事件とは
- 2 国民防衛軍事件の概要
- 3 関連項目
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