大向うが不可欠な狂言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 14:17 UTC 版)
演目によっては舞台の色を添える脇役的なものではなく、大向うが必要不可欠である。それが「お祭」という舞踊である。シンをとる役者が粋な祭り姿の鳶頭を務める。始めは、大勢の共演者が賑やかに踊り、盛り上がったところで主演役者が現れる。 (大向う)「待ってました!」 (鳶頭)「待っていたとはありがてえ」 この狂言は、大病を患い長期休養した役者の復帰狂言として使われることが多い。芝居への復帰を「待っていた」をかけているわけである。
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