変容型片頭痛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 15:34 UTC 版)
特徴的な臨床所見を満たした上で以下のような特徴が認められた場合は変容型片頭痛である可能性が高い。変容型片頭痛は緊張性頭痛の特徴もあるがあくまでも片頭痛であり、片頭痛の治療を行う。しかし典型的な片頭痛とは異なる点もある。頭痛の頻度が多いこと、片頭痛とは異なる成分の痛みが混在していること、概して年齢が高く合併症がある可能性があること、薬物使用がすでに過剰になっている可能性などがあげられる。その結果、頭痛予防薬の使用やボツリヌス毒素の使用なども考慮する。 若い時には片頭痛が存在した。 痛みはほぼ毎日続くが、時として左右差を感じることがある。 痛みは両側性だが、時として左右差を感じることがある。 痛みは非拍動性であるが、時として拍動感を覚えることがある。 痛みが強まったとき、悪心や食思不振を感じることがある。 痛みがあるとき、大きな音、明るい光、強い匂い、振動などに嫌悪感を覚える。 痛みがあるとき、頭蓋外の動脈を圧迫すると圧迫中は痛みが軽減する。 周囲が涼しい時、頭部を冷やした時などにいくらか痛みが楽に感じる。
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