境界州
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境界州(きょうかいしゅう、border states)は、南北戦争時の1861年4月以前にアメリカ合衆国から脱退しなかった奴隷州を指す。4つの奴隷州、デラウェア州、ケンタッキー州、メリーランド州、ミズーリ州は脱退しなかった。また、アーカンソー州、ノースカロライナ州、テネシー州、バージニア州は1861年のサムター要塞の戦いの後まで脱退を宣言しなかった。その後脱退しなかったこれらの州は「境界州」と呼ばれるようになった。境界州の中には戦争中にバージニア州から分離し、ユニオンに加わって新たな州となったウェストバージニア州も含まれる[1][2]。
- ^ Maury Klein, Days of Defiance: Sumter, Secession, and the Coming of the Civil War (Knopf, 1997) p 22
- ^ "From February into the late spring, North Carolina, Virginia, Tennessee, and Arkansas were considered border states" says David Stephen Heidler et al, eds. Encyclopedia of the American Civil War (2002) p. 252
- ^ Daniel W. Crofts, Reluctant Confederates: Upper South Unionists in the Secession Crisis (1989)
- ^ Barber, Dean. “History of the 1st Alabama Cavalry, USV”. 1stalabamacavalryusv.com. 2011年5月28日閲覧。
- ^ “Pro-Union Southerners”. World History Blog (2007年5月24日). 2011年5月28日閲覧。
- ^ Daniel E. Sutherland, A Savage Conflict: The Decisive Role of Guerrillas in the American Civil War (2009)
- ^ Thomas Goodrich, Bloody Dawn: The Story of the Lawrence Massacre (1992)
- ^ Mary L. Hart, Charles Reagan Wilson, William Ferris and Ann J. Adadie, eds. Encyclopedia of Southern Culture, (1989). ISBN 0807818232
境界州
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南軍もほとんど同じ理由で多くの政治家将軍を用いたが、特に境界州における南軍の同調者に影響を与えるために多く使われた。例えば元アメリカ合衆国副大統領ジョン・ブレッキンリッジは、ケンタッキー州の市民を喚起して南軍に加わることを期待したことが大きな理由となって用いられた。ミズーリ州の元知事スターリング・プライスも、ミズーリ州に関して同じような機能を果たした。
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