垂直磁気記録方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 13:32 UTC 版)
垂直磁気記録方式(すいちょくじききろくほうしき、英: perpendicular magnetic recording )は、ハードディスク等の磁気記録において、磁化膜(磁性体)を垂直方向に磁化する記録方式。1977年当時、東北大学教授(現 東北大学名誉教授、東北工業大学学長・理事長)の岩崎俊一により、従来の水平磁気記録方式に対する優位性が提唱された[1]。
- ^ “【電子産業史】1977年:垂直磁気記録”. 2018年1月20日閲覧。
- ^ a b “HGST、3.5インチ1TB HDDを実現する垂直磁気記録技術”. 2018年1月20日閲覧。
- ^ a b “垂直磁気記録方式ハードディスクについて”. 2018年1月20日閲覧。
- ^ “垂直磁気記録方式を採用した磁気ディスク装置の世界初の商品化について”. 2018年1月20日閲覧。
- ^ “ヘッド技術は先端半導体レベル”. 2018年1月20日閲覧。
- ^ “ハードディスクに採用されている技術”. 2018年1月20日閲覧。
- ^ “vol.6 水平・垂直磁気記録の比較(読み出し時)”. 2018年1月20日閲覧。
- 1 垂直磁気記録方式とは
- 2 垂直磁気記録方式の概要
- 3 外部リンク
垂直磁気記録方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/19 00:46 UTC 版)
詳細は「垂直磁気記録方式」を参照 垂直磁気記録方式(すいちょくじききろくほうしき)は、磁化膜(磁性体)に対して垂直に磁化する記録方式。1975年当時東北大学教授の岩崎俊一により、従来の水平磁気記録方式に対する優位性が提唱された。六角板状バリウムフェライトなどの磁性体を使った垂直磁気記録テープは1970年代後半に実用化された。また1980年代にはMOで採用、近年では磁気ディスク、特にハードディスクドライブにも採用されはじめている。
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垂直磁気記録方式
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「日本の発明・発見の一覧」の記事における「垂直磁気記録方式」の解説
垂直磁気記録方式は19世紀後半にデンマークの科学者バルデマール・プールセンによって初めて実証されたが、彼は音が磁気的に記録できることを初めて証明した人物でもある。1976年に岩崎俊一博士(現・東北工業大学学長)が垂直磁気記録方式の密度の明らかな優位性を検証するまでは、垂直磁気記録方式の進歩はあまりなかった。1978年には、藤原博士が東芝で熱心な研究開発プログラムを始め、最終的には垂直磁気記録に最適化されたフロッピーディスクメディアを完成させ、この技術を使った最初の市販磁気記憶装置が誕生した。
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