地官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 01:31 UTC 版)
土地戸籍を掌る。 地官長大司徒(ちかんちょうだいしと) 地官の長 小司徒(しょうしと) 地官長の次官 遂人(すいじん) 治水など山野を治める官。 田猟(でんりょう) 人民の管理と納税のための台帳を整備する官。 果丞(かじょう) 各地が産する珍しい物品を管轄する。 迹人(せきじん) 果丞の配下。野木に生ずる新しい草木や鳥獣を集める。実際に物を集めるのは地方官の仕事だが、国官である彼らも職務を名目に各地を渡り歩かせられ国府に帰る事が少ない生活を送っている。その業務上、浮民でありながら国土の産物を私物化する猟木師とは互いに敵対関係である。 絶えず地方から地方へ移動しながら仕事するために国官の給与として支給された所領を自ら管理・運営することが難しい為、彼らの所領は彼らの上官である果丞が代わりに管理・運営を行い、その上がりをその所領を持つ迹人に支払うという建前があるが、実際はピンハネが常態化しており、尚隆登極前の雁国では最低限の給与しか受け取れていなかった。
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