営業再開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 10:20 UTC 版)
土地・建物の不動産などの所有権を取得した「三和インセクティサイド」の会長の「田中源一郎」は、創業家と親交があった。 そこで、創業者・「岡本善右衛門」の子孫で旧駿河屋の営業主任だった岡本良太社長を社長とし、「田中源一郎」が100%出資する新会社「株式会社総本家駿河屋」を2014年(平成26年)11月7日に会社を設立した。 新会社は旧駿河屋の菓子職人7人を含む従業員15人を再雇用し、旧駿河屋と同様に和歌山市小倉と京都市伏見の2か所を生産拠点とすることになった。 再開に当たっては、破綻前の約500品目の中から練羊羹や本ノ字饅頭などの代表的な銘菓約30品目に絞り込み、伝統の味の再現と継承に取り組むことになった。そうした伝統の継承の一方で、羊羹をもっちりとした桜の生地で包んだ「花つむじ 桜」という名称の新商品を「駿河町本舗」の営業再開に合わせて発売している。 また、本店の再開に先行する形で京都市の伏見店が2015年(平成27年)2月18日に営業を再開し、和歌山市駿河町の旧本店を「駿河町本舗」として同年3月24日に営業を再開させた。 その後、新会社「総本家駿河屋」は高松店が2015年(平成27年)4月29日に営業を再開し、同年10月には和歌山県海南市の海南店の営業を再開した。 そして、新商品の開発にも取り組み、2015年(平成27年)12月には商品数を約50まで増やした。 なお、和歌山市小倉の工場跡地には、「田中源一郎」の関連会社である「ライオンケミカル」が、新工場を建設することになった。
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