哲学における業績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 10:01 UTC 版)
「ポール・ボゴジアン」の記事における「哲学における業績」の解説
初期の著作では、ボゴジアンは内容についての自然主義的理論を痛烈に批判していた。 『知へのおそれ(Fear of Knowledge)』を含む彼の後の著作の多くでは、様々な形態の相対主義を批判しており、特に知識と理性は客観的なものではなく、根源的には文化的なもの、あるいは主観的なものであると主張する認識論的相対主義が対象となっている。 ボゴジアンは論文「盲目的推論(Blind Reasoning)」にて、我々は推論の方法(その典型例はモーダスポネンスとされる)を正当化するための理由に対して盲目であると主張している。彼は単純な推論的外在主義(Simple Inferential Externalism)を非一貫的な立場として、また単純な推論的内在主義(Simple Inferential Internalism)は受け入れがたい立場として、どちらも拒絶する。これらに代わり、彼は第三の選択肢として、新たな形の「合理的洞察(rational insight)」を提示する。この論文は、ボゴジアンとクリスピン・ライトの間で進行中のやりとりと合わせて、認知的相対主義に対抗するためのプロジェクトの一部である。
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