吸着療法

血液用語辞典

吸着療法 ( absorbe therapy adsorption )

体内にある有害物質を特定の薬物や物質に吸着させて除去する治療法のこと。たとえば、薬用炭やケイ酸マグネシウムなどによる腸内の有害物質の吸着除去とともに腸の膨満（ぼうまん）・下痢・炎症の防止や、セルロースなどでコーティングした活性炭を血液に接触させて血液中の有害物質を吸着除去する血液浄化法などが、それにあたります。また最近では、難治（なんち）高脂血症の患者さんに対して血液中のLDLコレステロールを選択的に吸着させる「LDL‐アフェレーシス療法」なども行われています。