司祭へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/12 13:22 UTC 版)
1544年彼は、聖セバスチャンのカタコンベにて、自らが、ペンテコスト(聖霊降臨)と表現する、神秘的な体験をする。ここから、彼の宣教活動が始まる。この頃、彼は、信徒のままで信仰の道を歩むことを望み、あえて司祭としての叙階を受けようとしなかった。フィリッポ・ネリは、信徒たちの集まりを組織し、教会の小祈祷所(オラトリオ)で集会を持ち、さらには、郊外にピクニックに出かけ、道すがら民衆が歌いやすい聖歌をうたったり、互いに説教をすることを試み、ともに、病院や救貧院に奉仕に出かけた。 このような活動を行うフィリッポ・ネリの聴罪司祭であったジョバンニ・ルネリは、彼の司祭としての適性を見抜き、司祭の叙階を受けるように勧めた。最初は、拒んでいたネリも、ルネリ司祭の情熱にほだされ、ついに1551年、司祭の叙階を受けた。
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