古典的な星表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 07:39 UTC 版)
バイエルの全天恒星図(1603年、『ウラノメトリア』) 詳細は「ヨハン・バイエル」および「バイエル符号」を参照 添字:基本的に無記入 恒星をギリシア文字(あるいはラテン文字)とその恒星が位置する星座名の属格とを組み合わせた名称で表記した。例として α Centauri(α Cen)や γ Cygni(γ Cyg)などとなる。日本語では「ケンタウルス座α星」「はくちょう座γ星」などと表記する。 比較的明るい恒星の名前として現代でも用いられている。 大英星表(1720年代 "Stellarum Inerrantium Catalogus Britannicus" ) 詳細は「フラムスティード番号」を参照 前添字:Fl.、基本的に無記入 バイエル名と同様に星座名の属格を用いるが、ギリシア文字の代わりに数字を使う。これは前記フラムスティードの星表の序列を示したもので、フラムスティード自身が番号を振ったわけではない。例として、61 Cygni や 47 Ursae Majoris などとなる。日本語では「はくちょう座61番星」「おおぐま座47番星」となる。 ラカーユの南天星表(1756年 / 1847年) 詳細は「ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ」を参照 前添字:Lacaille, Lac, L 南半球の掃天星表。 ラカーユの死後、彼が観測した恒星すべてのカタログがフランシス・ベイリーによって編纂されている。 ラランドの星表(1801年 / 1847年) 詳細は「ジェローム・ラランド」を参照 前添字:Lalande, Ll パリから観測可能な約9等までの恒星が収録されている星表で、何度かの改訂を経ているが、1801年に出版されたラランドの著書 Histoire celeste francaise に付属している最終版では約47,000個の恒星が収録されている。ラランドの死後、フランシス・ベイリーによって更に改訂されており、現代でも太陽近傍の恒星などの一部はこのベイリー版でのラランド番号で呼ばれている。 ストルーヴェの星表(1827年、『ドルパト星表』) 詳細は「フリードリッヒ・フォン・シュトルーベ」を参照 前添字:Struve, Σ BAC 星表(1845年) 詳細は「フランシス・ベイリー」を参照
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