厭勝銭とは? わかりやすく解説

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えんしょう‐せん【×厭勝銭】

読み方:えんしょうせん

縁起のよい語句や図を鋳出し災難よけ幸運願ったまじない用の銭の形をしたお守り中国では漢から六朝時代にかけて流行し日本では室町時代から江戸時代にかけて行われた


厭勝銭

読み方:エンショウセン(enshousen)

通用銭を模倣し吉祥的な文字などを記して呪銭的な役割をもったもの。


ようしょうせん 【厭勝銭】

中国で、流通用でなく魔除お守りとして作られた私銭。厭勝悪魔圧伏する意。えんしょうせん

厭勝銭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 16:20 UTC 版)

厭勝銭(ようしょうせん)[要出典]は、銭貨の形状を模した護符の一種。災いを避け好運を願うため所持するものであり[1]、通貨として流通されるものではない[2]。俗にえんしょうせん[3]あっしょうせん[4]とも読む。「厭勝」は「人をおさえしずめるまじない」を意味する。「えんしょう」とも読む[5]


  1. ^ 『日本国語大辞典 第二版』 第二巻小学館、2001年2月20日、756頁。ISBN 4-09-521002-8 
  2. ^ a b 松村明 編 『大辞林』(第3版)三省堂、2006年、292頁。ISBN 978-4-385139050 
  3. ^ a b c 『世界大百科事典』 第29巻(改訂新版)平凡社、2007年、29-30頁。ISBN 978-4-58202700-6 
  4. ^ a b c d 『日本大百科全書』 第3巻(第2版)小学館、1994年、750頁。 
  5. ^ 山口明穂, 武田晃 編 『岩波新漢語辞典 第3版』岩波書店、2014年1月29日、220頁。ISBN 978-4-00-080316-8 
  6. ^ 栗本慎一郎 『<新版>パンツをはいたサル――人間は、どういう生物か』現代書館、2005年4月20日、76-78頁。ISBN 4-7684-6899-3 
  7. ^ 栄原永遠男 『日本古代銭貨研究』清文堂出版、2011年7月20日、237-238頁。ISBN 978-4-7924-0921-0 
  8. ^ a b 小野正敏, 佐藤信, 舘野和己, 田辺征夫 編 『歴史考古学大辞典』吉川弘文館、2007年3月1日、1194-1195頁。ISBN 9784642014373 


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