原作からの翻案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 08:47 UTC 版)
「ベニスに死す (映画)」の記事における「原作からの翻案」の解説
原作者トーマス・マンは主人公グスタフ・フォン・アッシェンバッハを作家としていたが、モデルとしてはマン自身以外に、友人でもあった作曲家のグスタフ・マーラーも入っている。ゆえに監督のルキノ・ヴィスコンティがマーラーの音楽を使い、主人公をマーラーをモデルとした作曲家に変更したのは、恣意的な変更とは言えない。 また、同時代の作曲家でありマーラーと親交のあったアルノルト・シェーンベルクをもアルフリートという名で登場させている。2人の「美」についての論争は、この映画全体に満ち溢れる「対比」の主体軸である。
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