南北朝時代 (日本)とは? わかりやすく解説

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南北朝時代 (日本)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 15:11 UTC 版)

日本の歴史における南北朝時代(なんぼくちょうじだい、旧字体南北朝󠄁時代)は、日本の歴史区分の一つ。鎌倉時代と(狭義の)室町時代に挟まれる時代で、広義の室町時代に含まれる[1]。始期は、建武の新政の崩壊を受けて足利尊氏京都で新たに光明天皇北朝持明院統)を擁立したのに対抗して、京都を脱出した後醍醐天皇南朝大覚寺統)が吉野行宮に遷った建武3年/延元元年12月21日(1337年1月23日)[2][注釈 1]、終期は、南朝第4代の後亀山天皇が北朝第6代の後小松天皇譲位する形で両朝が合一した明徳3年/元中9年閏10月5日(1392年11月19日)である[2]。始期を建武の新政の始まりである1333年とする場合もある[3]


注釈

  1. ^ 発端となった事件は既に年が替わった1337年であるが1336年を南北朝時代に含める主張もある[3]
  2. ^ のちには大和国賀名生・摂津国住吉・山城国男山八幡・河内国金剛寺などを転々とする。
  3. ^ a b c d e 後醍醐天皇の記録としての在位期間は文保2年(1318年)2月26日 - 延元4年(1339年)8月15日
  4. ^ 元弘の乱での鎌倉幕府による後醍醐天皇廃位と光厳天皇擁立
  5. ^ 鎌倉幕府滅亡により、後醍醐天皇が自身の復位(幕府による廃位を否定)と光厳天皇廃位を宣言。
  6. ^ 建武の乱での和睦により、光厳上皇・足利尊氏らが後醍醐天皇から光明天皇へ譲位させる。
  7. ^ 後醍醐天皇が吉野へ逃亡し、光明天皇への譲位・正統性を否定。
  8. ^ 北朝方が南朝へ一時的に降伏(正平一統
  9. ^ 明徳の和約による南北朝の合一
  10. ^ 実際には国衙領はわずかしかなかった。

出典

  1. ^ a b c d e 小川 2007.
  2. ^ a b 佐藤 1997a.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 永原 1994.
  4. ^ a b c d e f g h i 佐藤 1997b.
  5. ^ a b 大田 1995.
  6. ^ 呉座 2014, 第2章.
  7. ^ 横山 2011, p. 36.
  8. ^ 久木 1997.
  9. ^ a b 川本慎自「禅僧の数学知識と経済活動」中島圭一 編『十四世紀の歴史学 新たな時代への起点』(高志書院、2016年) ISBN 978-4-86215-159-9
  10. ^ 岡山 & 田村 2003, pp. 110–111.
  11. ^ 田中裕「幽玄」『日本大百科全書小学館、1994年。 
  12. ^ a b c 鈴木 1981, pp. 32–34.
  13. ^ a b c 亀田 2015, 室町幕府初代執事高師直>北畠顕家との死闘>塩冶高貞の討伐.
  14. ^ 『大日本史料』6編6冊694–696頁.
  15. ^ 田中義成『南北朝時代史』明治書院、1922年、271-278頁。 
  16. ^ a b c d e 林屋 2017, はしがき.




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