加工手順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/28 11:28 UTC 版)
1. 異なる色金を層状に積み重ね鍛接(加熱圧着)し、積層状のブロックに仕上げる。 この工程は一番重要であると同時に高度の鍛接の技術が必要とされる。近年では鍛接の代わりに、各層のロウ付けによる接合や、圧接(炉の中で加圧しながら加熱し接合)させる手順なども用いられている。 2. いわゆる彫金の工程で、鏨(たがね)で彫りを入れ、下層の色金を露出させる。(ここまでであると「グリ彫り」) 3. 彫りの入った金属を叩いて平にし、下層の色金と最上層の色金を同一平面に仕上げる。 2-3の工程を繰り返し、複雑な模様に仕上げる。 彫り以外に捻りや曲げを加えた後に平らに仕上げることも行なわれる。 4. 仕上がった木目金は地金の状態でも色の違いは分かるが、煮色仕上げで表面を酸化させ発色させることによりコントラストが出る。金のことなる色合い(黄金、赤金、白金など)での木目金の場合は煮色仕上げはされない。
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