初期イスラームへの貢献
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 03:57 UTC 版)
「ハディージャ・ビント・フワイリド」の記事における「初期イスラームへの貢献」の解説
610年ヒラー山で天使ジブリールに啓示を誦めと命じられ困惑して帰ってきたムハンマドをハディージャは励まし、彼女のいとこでネストリウス派キリスト教修道僧だったワラカ・イブン・ナウファルに相談した。ワラカは天使から啓示を受けたムハンマドはモーセやイエスなどと同じ預言者であると認識しムハンマドが預言者であると自覚させるに至った。ハディージャはイスラム教の最初の信者となりイスラム教を布教するムハンマドを支え続け、啓示を受ける以前も以後も保護者の役割を果たした。 ハディージャは619年頃死去し同時期にムハンマドの叔父で保護者のアブー=ターリブ(従弟アリーの父)が死去している。この2人の死をきっかけに、マッカでのクライシュ族の迫害は過熱し、ムハンマドがヒジュラを行う一因となっている。2人が死んだ619年は「悲しみの年」として知られている。
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