刑事事件の発生と活動禁止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 05:35 UTC 版)
「読売ジャイアンツの応援団」の記事における「刑事事件の発生と活動禁止」の解説
2002年(平成14年)、私設応援団外野自由席席取り事件を引き起こす。この事件は、東京ドームで行われる巨人主催試合の外野席は、10列目より前方を外野指定席、11列目より後方が自由席となっていたにもかかわらず、暴力団員からの依頼で当応援団の応援団員が球場の警備員と組んで40人分もの席取りを行い、常習ショバ屋行為の疑いで逮捕されるという事件であった。試合によっては、自由席のほとんどを占拠することも度々あった。 この不祥事に対し、毎日新聞によれば読売新聞東京本社広報部は「一部応援団が大量に座席取りし、転売しているのが確認されたので主催者として告発しました。違法グループの横行を許したことをファンのみなさんにおわびします。今シーズン(2003年、平成15年)からは外野席を全席指定とし、再発防止に万全を期す」とコメントした。 この事件を受けて、東京ドームにおいて(事実上は他の球場も含め)は東京読売巨人軍応援団の系列団体及び読売巨人軍応援団GLOVE、後に設立された読売ジャイアンツ応援団のみ応援活動を許可されることとなり、当応援団は、巨人主催試合に対して、球場内への出入りを禁止されたため、現在は活動を行っていない。また東京ドーム巨人戦は2002年(平成14年)まで自由席が設定されていたが、2003年(平成15年)以降は指定席のみが設定されるようになった。 なお、中心メンバーの一部は、応援の舞台をサッカーに移し、日本代表や横浜F・マリノス、さらには運営会社からの依頼を受け(サクラ)新日本プロレスの応援にも参加している。現在、新日本プロレスの試合会場には、マリノスの応援チャントから引用された「魂込めて」や、千葉ロッテマリーンズで掲出された横断幕からの引用である「俺たちがついてるぜ」の文言の書かれた横断幕が掲出されている。
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