冥銭とは? わかりやすく解説

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冥銭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 22:27 UTC 版)

冥銭(めいせん)とは、副葬品のひとつで、金銭、または金銭を模した物。これらの副葬品は「あの世でお金に困らないように」や「三途の川の渡し賃」などの理由によって死者と共に埋葬火葬などされるものである。ヨーロッパ等では硬貨を死者のまぶたの上や体に置き、あの世への通行料とする風習もある。


  1. ^ 柿沼陽平『中国古代の貨幣: お金をめぐる人びとと暮らし』(吉川弘文館、2015年)
  2. ^ 貨幣損傷等取締法では日本の貨幣を意図的に破損した者に1年以下の懲役又は20万円以下の罰金の刑事罰が規定されている。なお、外国貨幣や紙幣の破損については刑事罰はない。


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冥銭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 10:19 UTC 版)

貨幣史」の記事における「冥銭」の解説

冥銭は副葬品用い貨幣を指す。中国古代では陶銭や紙銭使い、のちにその文化日本にも受け継がれた。日本では六文銭や、近世六道銭などが知られる中国韓国、台湾ベトナムでは、葬儀社などで「冥国銀行券」といった名称の葬儀用紙幣が用意されている。墓参用にも冥国銀行券などが使われている。現代沖縄県内でも「ウチカビ」(打ち紙)として同じよう葬儀用、墓参用紙幣が使われている。1930年中国では額面5円となっているが、その後高額化が進み一般に存在しない額面となっている。類似の慣習として古代ギリシャでは、地獄川の渡し守であるカローンへの渡し賃として1オボルス死者の口に入れた

※この「冥銭」の解説は、「貨幣史」の解説の一部です。
「冥銭」を含む「貨幣史」の記事については、「貨幣史」の概要を参照ください。

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