再処理ウラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 16:34 UTC 版)
再処理ウラン(さいしょりウラン、Reprocessed uranium, RepU)は使用済み核燃料の再処理によって得られるウランを指し、回収ウランともいう。由来としては英仏日の再処理工場で生産される商業的なものと、核保有国における軍事用プルトニウム生産の副産物として生産されるものがある。商業用軽水炉の使用済み核燃料は、その重量の96%がウランであり、プルトニウムやマイナーアクチニド、核分裂生成物はわずか4%ほどに過ぎない(被覆材を除く)。しかし、再処理ウランの再利用は、ウラン市況が低迷しておりコスト面で不利なことと、好ましくないウラン同位体(特にウラン236)を含むことから進んでいない。
- ^ “Processing of Used Nuclear Fuel”. World Nuclear Association (2013年). 2014年2月16日閲覧。
- ^ “Uranium from reprocessing”. 2007年5月19日閲覧。
- ^ “Advanced Fuel Cycle Cost Basis”. Idaho National Laboratory. 2008年1月27日閲覧。
- ^ “The Evolution of CANDU Fuel Cycles and Their Potential Contribution to World Peace”. 2007年4月7日閲覧。
- 1 再処理ウランとは
- 2 再処理ウランの概要
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