内鮮一体とは? わかりやすく解説

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内鮮一体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 02:38 UTC 版)

内鮮一体(ないせんいったい、朝鮮語내선일체內鮮一體)は、大日本帝国1936年昭和11年)から1945年(昭和20年)にかけての朝鮮統治のスローガンで、朝鮮を差別待遇せずに内地日本本土)と一体化しようというものである。


注釈

  1. ^ 国体明徴、鮮満一如、教学振作、農工併進、庶政革新の五つ。
  2. ^ 一如」は本来は仏教用語であるが、満州人朝鮮人は異なるが本質的には一つであるという意味で、五族協和とほぼ同一の概念。
  3. ^ 朝鮮人志願兵をテーマとした映画「君と僕」への讀賣新聞の評は「それに何よりの魅力はこの映画製作の実際にあたっても内鮮一体の実をあげてゐる」であった。
  4. ^ 1944年(昭和19年)発行の「国民学校初等科教科書の教師用指針」として「かかる公正妥当な必然性をもつ併合なればこそ、その後朝鮮統治の努力とともに、内鮮一体の実が着々と挙がって今日に至ったことを展望せしめる。」と掲載されていた。

出典

  1. ^ 【その時の今日】日本の「内鮮一体」宣伝に動員された悲運の女性・李方子」『中央日報』、2009年11月4日。オリジナルの2022年11月19日時点におけるアーカイブ。
  2. ^ 김태완 (2017年9月). “100년 전 모던 뉘우스 조선어학회와 한글 대중화”. 월간조선. 2018年4月8日閲覧。
  3. ^ 林琪禎 2015, pp. 192–198
  4. ^ 神谷忠孝戦時下の朝鮮文学界と日本 : 「内鮮一体」について」『北海道文教大学論集』第9号、北海道文教大学、2008年3月25日。 
  5. ^ 昭和十六年 金融組合年鑑』朝鮮金融組合連合会 1941年https://books.google.co.jp/books?id=0MPy31fHd_cC&pg=frontcover 
  6. ^ 정교원(鄭僑源)”. 韓国民族文化大百科事典. 2022年11月19日閲覧。
  7. ^ 鄭僑源 1939, pp. 33–34


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