免疫グロブリン療法
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免疫グロブリン療法(めんえきグロブリンりょうほう)(英: Immunoglobulin therapy)とは、Fc活性をもつIgGを静脈投与(Intravenous immunoglobulin: IVIG)、あるいは皮下投与[1]する治療法である。
- ^ a b “ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL/ハイゼントラ20%皮下注2g/10mL/ハイゼントラ20%皮下注4g/20mL”. www.info.pmda.go.jp. 2021年4月17日閲覧。
- ^ Kudoyarova‐Zubavichene, Natalya M. Kudoyarova-Zubavichene et al. (1999). “Preparation and Use of Hyperimmune Serum for Prophylaxis and Therapy of Ebola Virus Infections”. The Journal of Infectious Diseases 179: S218–23. doi:10.1086/514294. PMID 9988187.
- ^ a b c d e f g 野村恭一「神経疾患に対する免疫グロブリン療法」『日本内科学会雑誌』第96巻第9号、2007年9月10日、2046-2053頁、doi:10.2169/naika.96.2046、NAID 10020166210。
- ^ 日本神経学会 2013.
- ^ Kayser, MS; Dalmau, J (2011). "Anti-NMDA Receptor Encephalitis in Psychiatry". Current Psychiatry Reviews. 7 (3): 189–193.
- ^ “献血ヴェノグロブリンIH10%静注0.5g/5mL/献血ヴェノグロブリンIH10%静注2.5g/25mL/献血ヴェノグロブリンIH10%静注5g/50mL/献血ヴェノグロブリンIH10%静注10g/100mL/献血ヴェノグロブリンIH10%静注20g/200mL”. www.info.pmda.go.jp. 2021年4月17日閲覧。
- ^ Curr Drug Saf. 2019;14(1):3-13. PMID 30332974
- ^ 日本臨牀 77 (増刊号4) 357-361, 2019.
- 1 免疫グロブリン療法とは
- 2 免疫グロブリン療法の概要
- 3 副作用
免疫グロブリン療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:31 UTC 版)
「遠位型ミオパチー」の記事における「免疫グロブリン療法」の解説
アメリカ国立衛生研究所で行われたパイロットスタディでは、患者に免疫グロブリンを静脈注射している。免疫グロブリンは血中に多く存在するタンパク質で、シアル酸を多く保持していることから治療効果が期待されている。4名の患者に対し、免疫グロブリンを毎週1回、約1ヶ月間にわたり静脈注射し経過を観察したところ、すべての患者で筋力の一部回復が見られた。しかしながら、α-ジストログリカンやNCAMのシアリル化の程度については有意な改善は確認されなかった。つまり、筋力の回復は一部確認されたが、どういうことが起こって回復したのかがよくわからないということである。仮に効果があったとしても、それを裏付ける証拠がない限り、この治験がさらに積極的に進められていく可能性は低いと言わざるを得ない。
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