しゅうどうじょアンジェリカ〔シウダウヂヨ‐〕【修道女アンジェリカ】
修道女アンジェリカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/08 03:27 UTC 版)
『修道女アンジェリカ』(しゅうどうじょアンジェリカ、Suor Angelica)は、ジャコモ・プッチーニの作曲した全1幕のオペラである。イタリアのとある尼僧院で修道女が自殺を企て、聖母マリアにその罪を赦され昇天するまでを描く。傾向の異なった3つの一幕物オペラを連続して同時に上演する「三部作」の第2番目の演目として、1918年12月14日、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で初演された。
- ^ もっともフォルツァーノがそうした背景をあらかじめ知った上でプッチーニに修道院を舞台とする物語を提供したのかは不明である。
- ^ ただしそこは厳格な男子禁制であったため、実弟の訪問といえどもイジーニアは司教から特別許可を得なければならなかった。
- ^ プッチーニが言った原文は"Marcia reale della Madonna"。Marcia realeは単に「国王の(勇壮な)行進曲」を指す可能性もあるが、それは1946年王政廃止までのイタリアの国歌のタイトルでもあったので、「マドンナの国歌」といった意味を含めていたのかもしれない。
- ^ アリア「母無しで」は直前になりプッチーニが筆を入れたが、改稿された楽譜はニューヨーク初演に間に合わず、その部分は翌1919年1月ローマにおけるイタリア初演で初めて用いられた。
- ^ メーテルリンクの戯曲『修道女ベアトリス』(Soeur Béatrice, 1901年)を指す。これも『アンジェリカ』同様に修道院を舞台とする物語で、最後はやはり奇蹟で幕となる。
- ^ 昭和音楽大学オペラ研究所 オペラ情報センター
- ^ 昭和音楽大学オペラ研究所 オペラ情報センター
- 1 修道女アンジェリカとは
- 2 修道女アンジェリカの概要
- 3 演奏時間
- 4 初演とその評価、各地での再演
- 5 関連項目
固有名詞の分類
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