余清斎帖
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『余清斎帖』(よせいさいじょう)8巻(正続2集、24巻とも)は、書画商人の呉廷(ご てい)が万暦24年(1596年)に作成した。呉廷自身が所蔵した王羲之から米芾までの諸帖を刻したもので、その8巻の内容は次のとおりである。 王羲之『十七帖』 王羲之『張金界奴本蘭亭序』・『楽毅論』・『黄庭経』など 王羲之『行穣帖』、王献之『鴨頭丸帖』・『洛神賦十三行』など 王珣『伯遠帖』、王献之『中秋帖』など 王羲之『胡母帖』、謝安『六十五字帖』など 孫過庭『草書千字文』、顔真卿『祭姪文稿』 蘇軾『赤壁賦』、米芾『千字文』 米芾『評紙帖』など 『十七帖』以外は多く真跡から刻したという。刻者は楊明時などによる名帖である。
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