二角形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/07 11:10 UTC 版)
幾何学における二角形(にかくけい、にかっけい、英: digon)とは、2つの頂点とその間を結ぶ2つの辺とからなる多角形のことである。2点間を結ぶ辺が一意に定まるユークリッド幾何のような体系における二角形の実現を考えることは困難であるが、曲面上の幾何などいくつかの体系においては二角形を実現することができる。また、一般的な多面体の枠組みにおける退化した面を表しているとも考えられる。
- ^ 谷山公規 (2006年9月4日). “微分幾何体操で数学を体感しよう”. 2023年10月1日閲覧。
- ^ 前原 & 桑田 2011, p. 93. この文献では月形を「二つの半球面の共通部分となる領域」と定義している。つまり、内角が π 以下のもののみを考えている。
- ^ 『日本国語大辞典』第二版には「月形・月型」という見出し語があり、解説の一部は「二つの大円の半円周でかこまれた球面の部分。」となっている。これは内角が π を超えるものを許していると解釈されるだろう。
- ^ 矢野健太郎(編)、東京理科大学数学教育研究所(編)『数学小辞典』第2版
- ^ 前原 & 桑田 2011, pp. 93–94
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