二諦とは? わかりやすく解説

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に‐たい【二諦】

読み方:にたい

仏語真諦(しんたい)と俗諦(ぞくたい)のこと。


二諦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 07:06 UTC 版)

二諦(にたい、: satya-dvaya, サティヤ・ドヴァヤ, : dve satye[1]とは、仏教における二種類の: satya; 正しいこと、真や真理を意味する[1])を区別する用語であり、真諦と俗諦のこと[2][3]。真諦と俗諦をあわせて真俗二諦という[2]


  1. ^ a b c 中村元ほか『岩波仏教辞典 第二版』岩波書店、2002年、787-788頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 総合仏教大辞典編集委員会『総合仏教大辞典』法蔵館、1988年1月、1097-1100頁。
  3. ^ Thakchoe, Sonam (Summer 2022). "The Theory of Two Truths in Tibet (チベットにおける二諦説)". In Zalta, Edward N. (ed.). Stanford Encyclopedia of Philosophy. The Metaphysics Research Lab, Center for the Study of Language and Information, Stanford University. ISSN 1095-5054. OCLC 643092515. 2022年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月5日閲覧
  4. ^ a b c d e f g h 清水光幸「二諦説について」『印度學佛教學研究』第37巻第2号、1989年、842-839頁、NAID 130003830956 
  5. ^ Matilal, Bimal Krishna (2002). Ganeri, Jonardon. ed. The Collected Essays of Bimal Krishna Matilal, Volume 1. New Delhi: Oxford University Press (2015 Reprint). pp. 203-208. ISBN 0-19-946094-9 
  6. ^ アルボムッレ・スマナサーラ『ブッダの実践心理学 アビダンマ講義シリーズ―第1巻 物質の分析』サンガ、2012年、Chapt.1。ISBN 978-4905425243 
  7. ^ 林隆嗣「パーリ註釈文献における sacca の分類――『解脱道論』 との比較――」『印度學佛教學研究』第66巻第1号、2017年、418頁、NAID 130007555444 
  8. ^ 平川彰「説一切有部の認識論」『北海道大學文學部紀要』第2号、北海道大學文學部、1953年3月、3-19頁、ISSN 04376668NAID 110006650402 
  9. ^ 成實論」『SAT大正新脩大藏經テキストデータベース』第32巻、東京大学大学院人文社会系研究科、No.1646, 0327a26、2018年https://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2015/T1646_.32.0327a26:0327a26.cit 
  10. ^ a b 山川偉也「パルメニデスとナーガールジュナ」『国際文化論集』第21巻、2000年、269-292頁、NAID 110004695026 
  11. ^ 中観派』 - コトバンク, 『三観』 - コトバンク
  12. ^ a b 中村元 『龍樹』 講談社、講談社学術文庫、2005年7月、379-380頁。
  13. ^ Nāgārjuna: Mūlamadhyamakakārikā (GRETIL)(2020年7月31日版)、Input by Douglas Bachman、Revised by Richard Mahoney
  14. ^ 大辞林/大辞泉二諦』 - コトバンク
  15. ^ 三諦』 - コトバンク, 『中諦』 - コトバンク
  16. ^ a b 中村元 『広説佛教語大辞典 中巻』  東京書籍、2001年6月、1179頁の「中観」の項目。および第一義空の項目[要ページ番号]


「二諦」の続きの解説一覧

二諦(世俗諦・勝義諦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/08 14:43 UTC 版)

「諦」の記事における「二諦(世俗諦勝義諦)」の解説

詳細は「二諦」および「勝義諦」を参照 二諦(にたい)とは、仏教において真諦俗諦のこと。真諦勝義諦第一義諦ともいい、出世間的真理を指す。俗諦世俗諦世諦ともいい、世間的真理を指す。真諦および俗諦の意味は緒経論において種々である。 二諦は部派仏教時代から用いられた語で、世俗諦と勝義諦以って二諦とする記述部派論蔵毘曇部)からみられるが、解釈には諸説ある。三論宗吉蔵は二諦に十四異説があるとしている。

※この「二諦(世俗諦・勝義諦)」の解説は、「諦」の解説の一部です。
「二諦(世俗諦・勝義諦)」を含む「諦」の記事については、「諦」の概要を参照ください。

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