二フッ化二窒素とは? わかりやすく解説

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二フッ化二窒素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/07 07:02 UTC 版)

二フッ化二窒素(にふっかにちっそ、: Dinitrogen difluoride)は、化学式N2F2で記される無機化合物。常温では無色の気体。1952年にアジ化フッ素(N3F)の熱分解生成物として同定された。F-N=N-Fの構造を持ち、シス型(上図左)とトランス型幾何異性体が存在する。これらは熱的に相互転換するが、低温下で精留することができる。 トランス型は熱力学的に安定し、ガラス容器に保管することが可能であるが、シス型はガラスを侵食し、四フッ化ケイ素亜酸化窒素を生じる[2]




  1. ^ Lide, David R. (1998). Handbook of Chemistry and Physics (87 ed.). Boca Raton, FL: CRC Press. pp. 4–73, 5–15, 9–46. ISBN 0-8493-0594-2. 
  2. ^ N. N. Greenwood and A. Earnshaw, Chemistry of the Elements, 2006 Butterworth-Heinemann


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