二ツ尾の旗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 16:45 UTC 版)
スウェーデンの国旗がいつごろ作成されたかについては、正確な記録がなく不明である。しかし、青地に黄色い十字のデザインのスウェーデンの旗が描かれたもっとも古い絵画として、グスタフ1世の統治していた時代である16世紀初めごろに描かれたものがある。この絵画の中で描かれている旗は、二ツ尾の燕尾型の旗である。また、最初に法的に国旗のデザインについて定められたのは、1562年4月19日に出された王室布告によるものが最初である。この布告において、国旗のデザインは、「gult udi korssvijs fördeelt påå blott(青地に黄色い十字)」と定められた。さらに、1569年に王室布告において、この黄十字は常にスウェーデンの軍旗・旗印となった。これ以前において、ヨハン3世の公国の紋章において似たような旗を見ることができる。このヨハン3世の公国は、今日の南西スオミに存在していた。この紋章は、現在の南西スオミ県の県章として未だに使用されている。1620年代のグスタフ2世アドルフの時代になって初めて、青地に黄十字の二ツ尾の旗がスウェーデン船に掲げられていたことを証明するものが存在する。
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