事務所ごとの出場枠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:14 UTC 版)
「NHK紅白歌合戦」の記事における「事務所ごとの出場枠」の解説
出場歌手については、所属する芸能事務所毎に一定の枠、数的制限が設けられる慣例があるとされる。こちらも番組側は公式には認めていないが、ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川が「NHKに2枠固定と言われ意固地になっていた」と枠の存在を暴露するなど、公然の秘密となっている。 かつて、1部制時代の1980年代前半までは芸能事務所毎の枠は存在していなかった。このため第25回(1974年)では、出場歌手の紅白計50組中10組を当時全盛期にあった渡辺プロダクションに所属する歌手が占めるという状況も見られた。しかし、その後は一定の枠が事実上設けられる状況となったため、かつての渡辺プロほどの規模で特定の事務所が出場枠の一定割合を専有することは難しくなった。 そのため、大ヒット曲を出しながら事務所枠の関係と思われる理由から出場機会に恵まれない例もある。1980年代から芸能界で大きな影響力を持つようになったジャニーズ事務所に所属する歌手の出場は、第48回(1997年)以降長らく、SMAP・TOKIOの2組に限定されていた。その後、第60回(2009年)に嵐とNYC boysが初出場して以降、同事務所からの出場歌手は増えている。
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