九四式軽装甲車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 22:50 UTC 版)
九四式軽装甲車 TK(きゅうよんしきけいそうこうしゃTK)は、1930年代に日本陸軍が開発した装甲車。「TK」とは秘匿名称としてつけられた「特殊牽引車[注 1]」の頭字語である。また「ホ号」とも称されたり、部隊内では「豆戦車」の愛称で親しまれていた[1]。
注釈
- ^ 一説には、「戦車は三菱重工業だけが製造する」と取り決めがなされていたため、東京瓦斯電気工業が三菱側に忖度する形で「特殊牽引車」の名で通したとされている[1]。
- ^ 特にAMR33に関しては、当時の日本陸軍がルノー FT-17 軽戦車およびNC型戦車を合わせて40両以上購入していたことから、ルノーからの売り込みや商社を通じて設計図などの情報が陸軍側にリークされていた可能性がある[1]。
- ^ 例えば7.92mmモーゼル弾の徹甲弾であるS.m.K.(Spitzgeschoss mit Kern)を使用した場合の貫徹力は13mmであり、タングステン弾芯のS.m.K.H.(Spitzgeschoss mit Kern, Hart)を用いれば19mmの貫徹力を発揮する事ができた(いずれも、射距離100m、入射角0度)。
出典
- 1 九四式軽装甲車とは
- 2 九四式軽装甲車の概要
- 3 欠点
- 4 現存車両
固有名詞の分類
- 九四式軽装甲車のページへのリンク