世間師

デジタル大辞泉

せけん‐し【世間師】

読み方：せけんし

１ 世間に通じていて巧みに世を渡ること。悪賢く世を渡ること。また、その人。

２ 旅から旅を渡り歩いて世渡りをする人。

歴史民俗用語辞典

世間師

読み方：セケンシ（ｓｅｋｅｎｓｈｉ）

近世、争い事を調停したり、諸事の仲介、代弁をして礼銭をとる者。

別名 口利(くちきき)

短編小説作品名辞典

世間師

作者小栗風葉

収載図書小栗風葉作品集
出版社小栗風葉をひろめる会
刊行年月2003.3

隠語大辞典

世間師

読み方：せけんし

1. 悪事ヲ巧ミニスル者ノコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・香川県〕
2. 窃盗其他犯罪前科者ニシテ、諸方ニ徘徊シ、平素華奢ノ風ヲ装ヒ巧ニ法網ヲ免レ常ニ不正ノ行為アル者。〔第二類　人物風俗〕
3. 悪事の巧みなる者。物事によく通じてゐる意より。
4. 諸方を流浪徘徊し詐欺的行為をなす者を云ふ。
5. 豪奢な風を装ひ、各地を転々として悪事を重ね、巧に法網をくぐつてゐる者。世間を巧に胡麻化して渡る人間。
6. 悪事の巧みなもの。物事によく通じている意より。或いは諸方を徘徊して詐欺的行為をするもの。

分類 香川県

世間師

読み方：せけんし

1. 何事にでもよく口を出す小才子のこと。

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