一本隈

デジタル大辞泉

いっぽん‐ぐま【一本^×隈】

読み方：いっぽんぐま

歌舞伎の隈取りの一。鼻の脇から目の下を通り、こめかみにかけて紅で描いた隈。2世市川団十郎が工夫したもので、「国性爺合戦」の和藤内など荒事の立役に用いる。

隠語大辞典

一本隈

読み方：いっぽんぐま

1. 役者がなす顔の隈取の一種。

分類 東京／芸能

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

ウィキペディア小見出し辞書

一本隈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/05/27 07:54 UTC 版)

「隈取」の記事における「一本隈」の解説

力強くて頼りになるが、やんちゃな暴れん坊役に用いる紅隈。縦に一本の隈を取ることから、この名が付いた。あごの下にも、二重あごを示す隈を取る。『菅原伝授手習鑑』「賀の祝」の梅王丸、『国性爺合戦』「千里ヶ竹の場・楼門の場」の和藤内などが有名。