ワム1900形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 20:09 UTC 版)
「国鉄ワム50000形貨車」の記事における「ワム1900形」の解説
ワム1900形は、台湾総督府鉄道部ワタ16000形として日本車輌製造で製造したが、戦況の悪化により現地への輸送が不可能となり日本国内に残された1944年(昭和19年)製造分を、終戦後に国鉄向けに転用したものである。1946年(昭和21年)に100両がワム1900 - ワム1999として車籍編入された。 台湾仕様で製造されたため、車軸は 12 t 短軸で、連結器などの仕様が国鉄と異なっていたが、編入に際して、自動連結器を標準的な上作用式に交換した程度で、大きな改造は行われなかった。 1968年(昭和43年)10月ダイヤ改正の時点で稼動していた96両は二段リンク式に改造され、形式名を変える事なく引き続き使用されたが、ワム50000形と異なり車体の耐水合板化は行われなかったため、1974年(昭和49年)に全廃となった。
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