ロリスの講和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/24 08:25 UTC 版)
ロリスの講和(La Paix de Lorris)は、1243年1月にルイ9世とトゥールーズ伯レーモン7世 (トゥールーズ伯)(Raimond VII)の間で結ばれたものである。これは1229年4月12日にルイ9世の母ブランシュ・ド・カスティーユの配慮で締結されていたパリ条約を更新するものであった。これにより、レモン7世はナルボンヌとアルビを手放し、カタリ派の駆逐を許すことになった。ここにおいて、フランス王への南仏諸侯の抵抗やカタリ派の黙認に、決定的な終止符が打たれたのである。ちなみに、この講和に合わせ、レーモン7世は娘ジャンヌを王弟アルフォンスに嫁入りさせている。
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