カタリ派とは? わかりやすく解説

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カタリ‐は【カタリ派】


カタリ派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/31 19:09 UTC 版)

カタリ派(カタリは、Cathares)は、10世紀半ばに現れ、フランス南部とイタリア北部で活発となったキリスト教色を帯びた民衆運動。


  1. ^ La vie quotidienne des cathares du Langudoc, René Nelli.
  2. ^ Weis (2001), pp. 11–12.


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カタリ派

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中世盛期」の記事における「カタリ派」の解説

詳細は「カタリ派」を参照 カタリ派 カタリ派はグノーシス主義集団による運動であった。カタリ派はアルビジャンとも呼ばれた当時カトリック教会から異端烙印押されたこの運動は、10世紀中葉頃に始まった西ヨーロッパ至る所存在したが、本拠地ラングドック南フランス周辺地域にあったモンセギュール要塞はカタリ派の最後の砦一つであった1244年モンセギュール陥落すると、生き残ったカタリ派は、ケリビュのアラゴンとの国境別の山頂要塞集結した。 カタリ派は「純粋な」を意味するギリシャ語のkatharosが語源であるとするのが最も有力である。初め記録され用法一つが、1181年ケルンから異端について「Hos nostra Germania catharos appellat」を書いたエクベルト・フォンシェーナウであった。この名称は12世紀末から始まり1181年年代史家ジョフロワ・デュ・ブルイユにより用いられた。この名称は南部都市アルビ古代のアルビガ)に関連している。中心トゥールーズ近郊の地にあったために、この名称は殆ど正確ではない。カタリ派はフランス南部イタリア北部神聖ローマ帝国南西部強かったボスニア教会として知られるボゴミル派は、ボスニア強くボスニア国王支援され公的な宗教であった。 カタリ派の二元論者は、歴史的な事件良い力と悪い力のせめぎ合い結果であり悪い方が世界支配する禁欲主義善い行い通して支配されたり敗北することが可能だ信じたアルビジョア十字軍ラングドックのカタリ派の異端を除くためにカトリック教会音頭をとった20年にわたる軍事行動であった実践的なカタリ派の数に重大な減少見られなかったがオクシタニア再編成にはつながりフランス王支配下持ち込みアラゴン影響による別個の地域文化高度化減らしながら、十字軍フランス中心にして行われ即座に政治的な主導権獲得した。カタリ派に戻ろうとするインノケンティウス3世試みが殆ど成功せず教皇使節カステルノのピエール殺害されると、武器取ろうとするフランス貴族にカタリ派の異端土地提供しよう申し出ながら、インノケンティウス3世ラングドック対す十字軍提案した暴力カタルーニャ文化的言語的に近い関係のフランス土地取得することになったアルビジョア十字軍ドミニコ修道会中世宗教裁判双方創設制度化役割果たしたシモン4世・ド・モンフォールは、第4回十字軍参加したフランス貴族で、アルビジョア十字軍有名な指導者であった1218年トゥールーズ包囲戦死亡した

※この「カタリ派」の解説は、「中世盛期」の解説の一部です。
「カタリ派」を含む「中世盛期」の記事については、「中世盛期」の概要を参照ください。

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