ロックアップダンパー
トルクコンバーターのロックアップクラッチ(直結クラッチ)作動時に、エンジンのトルク変動を減衰するダンパーをいう。トルクコンバーターの中でロックアップクラッチからタービンシャフト(出力軸)の間に位置し、トーションスプリングやフリクションワッシャーをもち、MTのクラッチディスクと似た機能部品で、ねじり振動を減衰する役目をもっている。ねじれ作動角を広くとり、ねじり剛性を低下させ、振動伝達率を下げることを目標にロングトラベル(広ねじれ角)ダンパーが採用され、スリップロックアップ制御も加わりロックアップ車速を30km/hくらいに下げても、エンジン振動の車体伝達を抑え、燃費改善にも貢献している。
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