ラム‐シフト【Lamb shift】
ラムシフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/26 07:38 UTC 版)
ラムシフト (英: Lamb shift) は、原子中の電子のエネルギー準位がずれる現象である。
- ^ Marlan Orvil Scully; Muhammad Suhail Zubairy (1997). Quantum Optics. Cambridge UK: Cambridge University Press. pp. 13–16. ISBN 0-521-43595-1
- ^ Itzykson, Claude; Zuber, Jean-Bernard (2012). Quantum Field Theory. Dover Publications. ISBN 9780486134697. OCLC 868270376
- ^ Lamb, Willis E.; Retherford, Robert C. (1947). “Fine Structure of the Hydrogen Atom by a Microwave Method”. Physical Review 72 (3): 241–243. Bibcode: 1947PhRv...72..241L. doi:10.1103/PhysRev.72.241.
- 1 ラムシフトとは
- 2 ラムシフトの概要
- 3 脚注
ラムシフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/20 00:42 UTC 版)
「シェルター・アイランド会議」の記事における「ラムシフト」の解説
ウィリス・ラムはマイクロ波ビームで水素原子を精密測定すると二つのとりうる量子状態の一つでポール・ディラックが予想したよりも僅かに大きなエネルギーを持つことを発見した。この現象はラムシフトと呼ばれることとなった。ラムは数週間前に(ロバート・レザーフォードと共に)このシフトを発見したために、この点が会議の主要な論点となった。ディラック理論が不完全であることは知られていたが、この僅かなエネルギー差は、量子電磁力学(QED)の優位性を示すことになった。 もう一つの劇的な発見が、イジドール・イザーク・ラービにより会議で報告された。これは電子の磁気モーメントの正確な測定であったが、ラムの発見の影に隠れてしまった。
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