マンチェスター・ベイビー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 14:07 UTC 版)
「マンチェスター・コンピュータ」の記事における「マンチェスター・ベイビー」の解説
詳細は「Manchester Small-Scale Experimental Machine」を参照 マンチェスター・ベイビーは初期のコンピュータ用メモリであるウィリアムス管のテストベッドとして開発されたもので、実用化を目指したものではなかった。1947年から開発を始め、218 (262,144)の最大の約数を求めるために218-1から順に下へ向かって1つずつ整数の割り算を試す17個の命令で構成された最初のプログラムが1948年6月21日に動作した。プログラムは52分後に正解である131,072を出力した。 ベイビーは長さ5.2m、高さ2.24m、重さ1.6トン(1英トン)あった。550本の真空管、300個のダイオード、250個の五極管が用いられ、消費電力は3.5kWだった。この実験の成功は科学雑誌ネイチャーの1948年9月号で発表され、世界初のプログラム内蔵方式コンピュータとして認知された。これはすぐにManchester Mark Iとして実用化された。
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